東京23区でローコスト注文住宅を建てる

東京23区にビルトインガレージ付きのローコスト注文住宅を建てることにした40代サラリーマンです。23年現在建築中。

1-2 住みたい街を探す

 

この記事の目次

 

うちの家族はもともと関東出身ではないため、東京転勤になるまで土地勘がほとんどありませんでした。

そのため、家探しの前にまずは住みたい街を探すことから始める必要がありました。

 

1.住みたい街の条件を考える

どういう場所が住みやすいと感じるかは、家族構成や価値観によって異なるものなので、自分にとって住みやすいのはどういう街か?はしっかり考えておく必要があります。

 

色々考えた結果、うちの家族が住みたい街に求めるものは、以下の条件でした。

  1. 職場・学校への距離:私は在宅勤務と出社のハイブリッドな働き方で、出社する場合は自転車通勤(天気の悪い日は電車通勤)をしていますので、あまり都心から遠くないところが良いです。子供はこれから大学・高校に進学するので学校はどこになるか分かりませんが、どこに行ってもある程度通学の交通利便性は確保する必要があります。

  2. 資産価値:これまでうちは国内・海外と5回以上の転勤を経験しています。今後も転勤がないとは限らないですし、夫婦ともに東京出身ではないので将来東京以外に住む可能性もゼロではないので、将来も資産価値が下がりにくい、売ろうと思ったときに売れるというのも重要な条件です。

  3. 食品・日用品の買い物利便性:スーパーやドラッグストアなど、食品や日用品の買い物に困らない便利な場所であること。特に今は食べ盛りの子供が二人居て食料品が大量に必要な我が家にとって、日常的な買い物ができる店が近くにあることは重要な条件です。

  4. 閑静な住宅街であること:現在住んでいる場所は東京の都心にもアクセスが良い場所なのですが、いわゆる閑静な住宅街で、飲食店や夜遅くまで開いている店は少ないエリアです。外食や外でお酒を飲むのが好きな人にとってはつまらない街と言われていますが、うちは外食も少ないですしお酒も飲まないので、逆に繁華街やパチンコ屋が近くにない、今のような静かな環境を好んでいます。

  5. 車の置き場所があること:私はもともと車好きで、海外赴任中以外はずっと車を所有しています。東京では生活必需品ではないので、趣味と言えばそれまでなのですが、現在も自家用車を所有しているため、駐車場がついていることが必須条件となります。

 

人によっていろいろ考え方はあると思いますが、うちにとってこれが重要な条件でした。いつも思うのですが『住みたい街ランキング』ってどういう条件を求める人が選んでいるランキングなんでしょうかね。

 

suumo.jp

 

ちなみに2023年のSUUMOのランキングトップ5は以下のようになっています。

1位    横浜
2位    吉祥寺
3位    大宮
4位    恵比寿
5位    新宿

 

現在も東京23区内に住んでいて、東京都心からの距離を重視する我が家にとって、横浜・大宮は遠すぎるし、吉祥寺・恵比寿・新宿は繁華街で住むには騒がしすぎる、そもそも値段が高すぎる…ということで全く参考になりませんでした。

 

2.本やインターネットで情報を集める

まずはGoogle Mapを眺めるところから始めました。

次にルート検索や路線検索で通勤経路や通学経路を調べて、無理なく職場や学校に行ける範囲を絞り込んでいきました。

大体の範囲が決まったら、あとは本を見たり、インターネットで検索をしながら、路線や駅について少しずつ情報を集めて、住みたいエリアや街を絞り込んでいきます。

もともと土地勘のある人は、このステップは飛ばしても良いでしょう。

 

住む場所を探すにあたって本を一冊買いました。

 

 

街のことを知るためによく見たのは下記のサイトです。

そのまま鵜呑みにはしない方が良いと思いますが、家賃相場や口コミなどもあり、どんな特徴がある街なのかを効率的に調べるためには、ある程度参考にできます。

 

【ホームズ】まちむすび|あなたにあった街情報を (homes.co.jp)

みんなでつくる地域応援サイト|生活ガイド.com (seikatsu-guide.com)

 

3.実際に街を見に行ったり人に話を聞いてみる

手間と時間は掛かりますが、最後はその街を実際に訪れてみることが重要だと思います。

  • 実際に電車に乗って気になる駅に行ってみる
  • 周辺を歩き回って、駅前の店や住宅街へのアクセスをチェック
  • 住宅街を歩き回って、どのような家が多いか、街を歩いている人の雰囲気、街灯・防犯カメラ・ゴミ置き場の様子などをチェック

半年ぐらいこんな感じで色々な場所を訪れて街の様子を見ていると、何となく土地勘がついてきます。同じ路線でも駅によって雰囲気が異なることもあり、それに対してどう感じるかで、自分が住みたい街に求めているものに気づくこともありました。

 

その街に実際に住んでいる人の話も参考になります。

私は気になるエリアに住んでいる同じ会社の人などに話を聞いたりしました。

 

家は高い買い物ですし、この先10年、20年と住むことを考えると、ここは手を抜かずにじっくり調べるようにしましょう。

 

4.不動産屋の店頭広告やインターネットで物件情報を見てみる

住みたい街を探す過程で、不動産屋の店頭に掲示されている広告を見て、そのエリアの物件をチェックすることで、住宅事情や価格帯をざっくりと把握することもできました。

また、インターネット上でもSUUMOやLIFUL Homesなどの不動産情報サイトを活用して、どのような物件が出ているかを調べることができます。これらのサイトでは、希望条件を登録しておけば、物件情報をメールで受け取るサービスも提供されています。

最初の段階では、私たちはマンションか戸建てか、新築か中古かを特定していませんでした。そのため、まずは駅やアクセス、広さなどの基本条件を登録し、メールで送られてくる物件情報を参考にしました。これによって、どのような物件が出ているのかや、価格の相場感をつかむ手助けとなりました。

私たちの場合、東京出身ではなく土地勘がなかったため、この住みたい街を見つけるプロセスには半年ほどの時間がかかりました。最初から不動産屋に足を運ぶのは少し抵抗がありましたが、自分たちの希望条件やライフスタイルを整理するために、この時間をかける価値は大きかったと感じています。