東京23区でローコスト注文住宅を建てる

東京23区にビルトインガレージ付きのローコスト注文住宅を建てることにした40代サラリーマンです。23年現在建築中。

1-3. 無料相談窓口の利用

この記事の目次

 

半年にわたる住みたい街探しとインターネットでの物件検索を経て、いよいよ家探しに向けて一歩を踏み出しました。そうと言ってもどこから始めたらいいのか正直戸惑いもありました。いきなり駅前の不動産屋に飛び込んだり、インターネットで個別物件の見学を申し込むのもハードルが高いと感じたので、まずは無料相談をいくつか受けてみることにしました。

相談時点では、マンション・戸建て、新築・中古のどれにするかも決まっていなかったため、まずはそこをどうするかを相談できる窓口があると良かったのですが、実際には対象が決まっている無料相談しか見つけられませんでした。

 

仕方がないので、マンション・戸建て、新築・中古のどれにするかは自分で本を買ったり、インターネットで調べたりして、それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、無料相談にいくことにしました。

 

 

結果的に、どの無料相談でも最初にマンション・戸建て、新築・中古のメリット・デメリットなどは説明はしてくれました。最終的には各サービスに誘導されるのですが、説明自体は意外と客観的で、あまり自社サービスを押し付けたり、あからさまに誘導する印象は受けず、意外と良心的だと感じました。

 

SUUMOカウンター(新築マンション)

スーモカウンター新築マンション (suumocounter.jp)

最初に申し込んだ無料相談窓口はSUUMOの新築マンションでした。

主に新築マンションについての説明が中心でしたが、まだ住宅タイプは迷っていることを伝えると、中古マンションや一戸建てとの比較も色々説明してくれました。

結局、まずは物件を見てみないと始まらないということで、希望エリア内で1年以内に入居可能になる新築マンションを10件ほどリストアップしてもらい、その中から2件のモデルルーム見学に行くことにしました。モデルルーム見学の日程調整などはSUUMOカウンターの担当者がやってくれるのでとても楽でした。

実際の物件見学については別の記事で書きたいと思います。

 

オープンハウス(新築一戸建て)

初めての家探し相談会 | オープンハウスの家づくり | オープンハウス (openhouse-group.com)

新築マンションの次は新築一戸建てを見てみようということで、次にオープンハウスの家探し相談会に行きました。オープンハウスは『営業がしつこい』とか『住宅性能が低い』といった評判もありますが、実際に行ってみた感想は『営業はたしかに積極的だが、ちゃんと断ったらもう連絡は来ない』『住宅性能は高くは無いかもしれないが、立地や値段を考えると仕方がない』という印象でした。

オープンハウスは主に建売の一戸建てを販売していますが、土地だけの販売や注文住宅もやっています。結局3回ほど物件見学に行き、土地の契約寸前まで行ったのですが、希望の間取りが実現できないことが分かり、最終的にはご縁がありませんでした。

こちらも別記事で詳しく書きたいと思います。

 

SUVACO(中古リノベーション)

専門家紹介サービス【すばこと】|リノベーション・注文住宅のプロを提案|SUVACO(スバコ)

中古マンションか一戸建てを購入してリノベーションすることも選択肢のひとつだったので、SUVACOの相談サービスも利用してみました。最初はリノベーション会社の資料請求をいくつかして、オンライン相談も受けました。

SUVACOに相談した主目的はリノベーションでしたが、土地探しや注文住宅の相談もあるということでした。ただし注文住宅の場合、基本的に紹介されるのはハウスメーカー工務店ではなく建築家で、おしゃれで個性的な家づくりはできる一方で坪単価は高めで、うちの希望には合わないと感じました。

SUVACOは一緒にリノベーション用の中古物件の見学に行くことになったのですが、最終的には見学日の前に別の土地を購入することが決まったので、何度かオンライン相談をしただけで終わりました。

 

SUUMOカウンター(注文住宅)

【SUUMO公式】スーモカウンター注文住宅 | 無料講座・相談で疑問を解決 (suumocounter.jp)

マンションも建売り一戸建てもピンとこないまま、実際の物件を見に行くようになってから約1か月経ちました。そんなときに前述のオープンハウスから建築条件なしの土地を紹介されました。そのままオープンハウスに家を建ててもらう選択肢もありましたが、比較もしないで決めてしまうのは嫌だったので、SUUMOの注文住宅カウンターに相談に行きました。

ここでハウスメーカーを4社紹介してもらい、土地に合ったプランを出してもらうことにしました。こちらもスーモカウンターの担当者がハウスメーカーとの打ち合わせ日程の調整などをしてくれるので助かりました。

最終的にはオープンハウスで紹介された土地ではなく、別の土地を購入し、SUUMOで紹介されたハウスメーカーで家を建てることになりました。この経緯についても、別の記事で詳しく書いていこうと思います。

1-2 住みたい街を探す

 

この記事の目次

 

うちの家族はもともと関東出身ではないため、東京転勤になるまで土地勘がほとんどありませんでした。

そのため、家探しの前にまずは住みたい街を探すことから始める必要がありました。

 

1.住みたい街の条件を考える

どういう場所が住みやすいと感じるかは、家族構成や価値観によって異なるものなので、自分にとって住みやすいのはどういう街か?はしっかり考えておく必要があります。

 

色々考えた結果、うちの家族が住みたい街に求めるものは、以下の条件でした。

  1. 職場・学校への距離:私は在宅勤務と出社のハイブリッドな働き方で、出社する場合は自転車通勤(天気の悪い日は電車通勤)をしていますので、あまり都心から遠くないところが良いです。子供はこれから大学・高校に進学するので学校はどこになるか分かりませんが、どこに行ってもある程度通学の交通利便性は確保する必要があります。

  2. 資産価値:これまでうちは国内・海外と5回以上の転勤を経験しています。今後も転勤がないとは限らないですし、夫婦ともに東京出身ではないので将来東京以外に住む可能性もゼロではないので、将来も資産価値が下がりにくい、売ろうと思ったときに売れるというのも重要な条件です。

  3. 食品・日用品の買い物利便性:スーパーやドラッグストアなど、食品や日用品の買い物に困らない便利な場所であること。特に今は食べ盛りの子供が二人居て食料品が大量に必要な我が家にとって、日常的な買い物ができる店が近くにあることは重要な条件です。

  4. 閑静な住宅街であること:現在住んでいる場所は東京の都心にもアクセスが良い場所なのですが、いわゆる閑静な住宅街で、飲食店や夜遅くまで開いている店は少ないエリアです。外食や外でお酒を飲むのが好きな人にとってはつまらない街と言われていますが、うちは外食も少ないですしお酒も飲まないので、逆に繁華街やパチンコ屋が近くにない、今のような静かな環境を好んでいます。

  5. 車の置き場所があること:私はもともと車好きで、海外赴任中以外はずっと車を所有しています。東京では生活必需品ではないので、趣味と言えばそれまでなのですが、現在も自家用車を所有しているため、駐車場がついていることが必須条件となります。

 

人によっていろいろ考え方はあると思いますが、うちにとってこれが重要な条件でした。いつも思うのですが『住みたい街ランキング』ってどういう条件を求める人が選んでいるランキングなんでしょうかね。

 

suumo.jp

 

ちなみに2023年のSUUMOのランキングトップ5は以下のようになっています。

1位    横浜
2位    吉祥寺
3位    大宮
4位    恵比寿
5位    新宿

 

現在も東京23区内に住んでいて、東京都心からの距離を重視する我が家にとって、横浜・大宮は遠すぎるし、吉祥寺・恵比寿・新宿は繁華街で住むには騒がしすぎる、そもそも値段が高すぎる…ということで全く参考になりませんでした。

 

2.本やインターネットで情報を集める

まずはGoogle Mapを眺めるところから始めました。

次にルート検索や路線検索で通勤経路や通学経路を調べて、無理なく職場や学校に行ける範囲を絞り込んでいきました。

大体の範囲が決まったら、あとは本を見たり、インターネットで検索をしながら、路線や駅について少しずつ情報を集めて、住みたいエリアや街を絞り込んでいきます。

もともと土地勘のある人は、このステップは飛ばしても良いでしょう。

 

住む場所を探すにあたって本を一冊買いました。

 

 

街のことを知るためによく見たのは下記のサイトです。

そのまま鵜呑みにはしない方が良いと思いますが、家賃相場や口コミなどもあり、どんな特徴がある街なのかを効率的に調べるためには、ある程度参考にできます。

 

【ホームズ】まちむすび|あなたにあった街情報を (homes.co.jp)

みんなでつくる地域応援サイト|生活ガイド.com (seikatsu-guide.com)

 

3.実際に街を見に行ったり人に話を聞いてみる

手間と時間は掛かりますが、最後はその街を実際に訪れてみることが重要だと思います。

  • 実際に電車に乗って気になる駅に行ってみる
  • 周辺を歩き回って、駅前の店や住宅街へのアクセスをチェック
  • 住宅街を歩き回って、どのような家が多いか、街を歩いている人の雰囲気、街灯・防犯カメラ・ゴミ置き場の様子などをチェック

半年ぐらいこんな感じで色々な場所を訪れて街の様子を見ていると、何となく土地勘がついてきます。同じ路線でも駅によって雰囲気が異なることもあり、それに対してどう感じるかで、自分が住みたい街に求めているものに気づくこともありました。

 

その街に実際に住んでいる人の話も参考になります。

私は気になるエリアに住んでいる同じ会社の人などに話を聞いたりしました。

 

家は高い買い物ですし、この先10年、20年と住むことを考えると、ここは手を抜かずにじっくり調べるようにしましょう。

 

4.不動産屋の店頭広告やインターネットで物件情報を見てみる

住みたい街を探す過程で、不動産屋の店頭に掲示されている広告を見て、そのエリアの物件をチェックすることで、住宅事情や価格帯をざっくりと把握することもできました。

また、インターネット上でもSUUMOやLIFUL Homesなどの不動産情報サイトを活用して、どのような物件が出ているかを調べることができます。これらのサイトでは、希望条件を登録しておけば、物件情報をメールで受け取るサービスも提供されています。

最初の段階では、私たちはマンションか戸建てか、新築か中古かを特定していませんでした。そのため、まずは駅やアクセス、広さなどの基本条件を登録し、メールで送られてくる物件情報を参考にしました。これによって、どのような物件が出ているのかや、価格の相場感をつかむ手助けとなりました。

私たちの場合、東京出身ではなく土地勘がなかったため、この住みたい街を見つけるプロセスには半年ほどの時間がかかりました。最初から不動産屋に足を運ぶのは少し抵抗がありましたが、自分たちの希望条件やライフスタイルを整理するために、この時間をかける価値は大きかったと感じています。

 

1-1 はじめに:我が家の境遇と家探しを始めた経緯

 

我が家の境遇

我が家は40代の夫婦と中高生の子供2人の4人家族です。

私は東京に本社を置く大企業に勤めるサラリーマンで、転勤が多くずっと賃貸や社宅住まいでした。

現在も東京23区内の社宅に入居していますが、そろそろ社宅の退去期限が近くなってきたこともあって、家探しを始めました。

 

家探しの経緯

家探しと言っても最初は何から始めたらよいかわからず、

  • 住みたい街探し
  • ネットや本で情報収集
  • SUUMOカウンターやハウスメーカーに無料相談
  • モデルルームや建売住宅の見学

を経て、最終的にローコストの注文住宅を新築するという結論に至りました。

 

賃貸か購入か

住まいを考えるにあたってよくある「賃貸か購入か」という問題については、下記の理由から最初の段階で購入を前提として家探しを始めています。

  • 東京は家賃が高い(家賃20万円の物件に20年住むと仮定した場合、支払い総額は20万円×12か月×20年=4,800万円)
  • 東京の不動産は資産価値や流動性の観点から、将来的に損を出さずに売却できる可能性が高い(仮に8,000万円で買った不動産を20年後に4,000万円で売却しても、その間賃貸で家賃を払い続けることを考えると損はしない)
  • 賃貸物件は分譲物件に比べて住宅性能や設備が劣る場合が多く、さらに自分で好きにカスタマイズできない、そもそも選択肢が少ないなど制約が多い

 

このブログの特徴

東京都内で住みたい街や家探しに関する情報をネットで調べると

  • 賃貸で一人暮らし
  • 子供が小さい家族向けの住宅購入

の情報が多く、うちのように子供が大きい家族向けの情報は比較的少ないと感じました。同じような境遇の人が少しでも参考にできるよう、東京23区内でマイホームを購入するにあたって自分自身が経験したことや、調べたことを書き綴っていきます。